(RX78-1+RX78-2)/2 ver.ka

MG1/100  (RX78-1+RX78-2)/2 ver.ka


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製作者 鈴木頭領
使用キット MG RX-78 ver.ka
製作日数 約1ヶ月
製作ポイント (RX78-1+RX78-2)/2 ver.ka

「fm osaka cup '06 in ガンダムズ」 出品用に製作したものです。

コンテスト告知から持ち込み締め切りまでが1ヶ月程度と短かったので、当初は、本体の改造は一切行わず、目立つ塗装にデカール&フラット仕上げで現在流行のスタイルに仕上げるという方向で計画を立てました。使用キットは審査員がアーティストの方々ということなので、絵として分かりやすいガンダムを選びました。ガンダム1号機と2号機のカラーリングを身体の半分から塗り分けるという企画はすぐに決定しまして、制作期間の短さから(サラリーマンに制作期間1ヶ月はツライ!)予定通り塗りのみで勝負・・・のはずでしたが、やはりプロトタイプは前腕、腰のガンホルダー、アンクルガードの形状あってこそのプロトタイプなんで、結局設定通りに改修を行うことにしました。もちろんビームライフルも。
Janne Da Arc賞をいただきました。

塗装レシピ(ラッカー系)
RX78-2
白→グランプリホワイト100%
青→キャラクターブルー100%
赤→キャラクターレッド80%+レッド20%
グレー→ニュートラルグレー100%
青(ツインアイ)→スカイブルー90%+ブルー10%
黄色→イエロー60%+キャラクターイエロー30%+黄橙色10%


RX78-1
黒→ネイビーブルー70%+ブラック20%+ブルー10%
グレー→明灰白色100%
緑(脇腹部) 暗緑色70%+ダークシーグレー15%+マホガニー10%+レッド5%
黄色・赤→上と同様
頭頂部バルカン・脚部内部パーツシリンダー部等→シルバー100%


バーニヤ
メタルカラーステンレス100%


ビームライフル
ダークシーグレー100%


バズーカ
ダークシーグレー100%
白→明灰白色100%
照準カメラ→Mr.カラースプレーフォレストグリーンマイカ


スミ入れ(エナメル系)
黒→フラットブラック100%
赤→レッド95%+フラットベース5%
青→ブルー95%+フラットベース5%


デカール
すべて転写式デカールを使用


コート剤
グンゼ缶スプレーつや消しクリアーをパーツ毎に吹きつけ
本体塗り分け余談

マスキングはすべてマスキングテープで行っています。
定規でパーツの中央を測定しながらテープを貼り付けていきますが、別パーツが縦に並ぶ箇所は、
全体を組み合わせてラインに誤りが無いかをチェックします。
余談ですが、腰部は黒と白の組み合わせなので、錯視(白は膨張色なので割合が大きく見える)が起こり、
マスキングの位置決めを誤ったかと、途中でめちゃくちゃあせりました。


改修点


脚部

左:RX78-1 右:RX78-2

素組との比較

何と言っても見えない部分なんで、キットのまんまでも良かったんですが、せっかくだし変化をつけようと思い、プロトタイプ側は、「一応バーニヤのクリアランスは確保しているものの、設置までには至らず金属板でフタをしている」という設定にして、キットのバーニヤをくり抜き、ピンバイスでディティールを入れたプラ板でフタをしました。2号機側はそのままで問題無かったのですが、ボタンのホックみたいなバーニヤが気に入らなかったので、これもくり抜き市販パーツにメタルビーズを埋め込んだものに変更しました。

アンクルガード


方眼紙でスリットの位置決めをし、カーボン紙を挟んでマスキングテープで本体に貼り付け、転写します。ピンバイスで大まかに開口したら、デザインナイフでラインを揃え、最後に紙ヤスリで仕上げます。
端の曲線部はピンバイスであたりを付けた後、リューター→丸棒ヤスリ→紙ヤスリで仕上げ、すべてのスリット開口後に、裏面にエバーグリーン社のプラ板を貼付しています。

脚部内部パーツちら見え部分

素組との比較

覗き込まないと見えない部分ですが、パーツの継ぎ目に沿ってラインを入れ、別パーツに見えるように処理をしました。

▲改修TOP
ヒザ・関節

ヒザ関節内部ギミック

改修後

素組み

改修後

素組み

ヒザパーツの継ぎ目消しと、シリンダー部パーツ接続箇所のピン隠しを兼ねて、真鍮パイプと市販ディティールアップパーツを使用して、後ハメ加工しました。


ヒザ裏パーツ

左右で完全にカラーリングが違うのでキットのまんまでも良かったんですが、やっぱりプロトっぽさが欲しくて、プロト側をスプリングパイプに置き換えました。

▲改修TOP
太もも



太もも内部パーツ

素組み

フロントアーマーの隙間からパーツの継ぎ目が見える部分があるので、スプリングパイプの埋め込みとプラ板で作成したパーツへの差し替えを行っています。

▲改修TOP
腰部

腰部ガンホルダー

キットの腰アーマーをベースにプラ板で箱組み。

▲改修TOP
武器

ビームライフル

照準カメラ設置用の溝をエポパテで埋め、銃身部をプラ棒を芯にしたスプリングパイプで製作。
銃身接続部にはMG ZAKUUF/J型の動力パイプを流用しました。
可動式グリップは真鍮線を用いて後ハメ処理を行っています。バレル部のスリットも開口しました。

▲改修TOP

放熱口

バズーカ比較

照準カメラ部を後ハメ化。放熱口はフィンをプラ板で製作し、別パーツ化しました。

▲改修TOP
腕部

素組みとの比較

キットベースでエポパテ、プラ板を用いて加工しています。前腕の中央部をくり抜いた時、空洞が大きかったんで、ついエポを入れてしまいましたが、各面の表面を均一化するのに結構時間を取られてしまい、プラ板のみで加工すればよかったと、激しく後悔しました。腕の外側にくるツラ一の面には四角形のテンプレートを用いてディティールを入れています。

▲改修TOP
内部パーツ

ランドセル

脚部内部パーツ

完成後は見えなくなる部分ですが、一応シリンダー部のみ塗り分けを行いました。

▲改修TOP
素組みとの比較
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▲改修TOP



オマケ写真
Janne Da Arc賞 副賞

賞品のサイン入りガンプラです。
ガンダムズで行われた授賞式にMCとして来店されていた、
自称(失礼!)セレブガンダム第一人者の顔陳真琴さんにも、
箱の側面にサインをいただきました。



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