FG ラストシューティング

情景小箱 其の壱


ディオラマ 作途中






FGラストシューティング

製作・塗装 鈴木頭領/制作期間 約2ヶ月

ベース解説
ジャ●ンで買い物をしていたら、面白いものを発見しました。
最初は「こんなもん誰が買うねん。」と思いましたが、「こいつの中にディオラマを作れば、ディオラマの短所の一つである“完成後、かさばって飾る場所がない”という点を解消できるのではないか。」と思い、5つ程購入してみました。

要するに、それだけの数の作品を作るということですが、
最初の作品は、有名な“ラストシューティング”でいってみます。
@ まずガラス枠を外して、ケースの中身を取り出します。そしてFGガンダムを配置し、バランスを見ますが、やはりこのままだと奥行きが浅すぎるので、側面を幅増しします。

A 箱の素材は、バルサ材が使用されていましたので、同じものを使います。
バルサは、やわらかいので加工しやすい上に、とても安価であるので助かります。
ホームセンターに買出しに行き、同時に側面化粧用のクロスも購入します。

ちなみにバルサは厚さ9o、幅30p×長さ90pで388円、
クロスは合皮タイプ、シール式で幅45p×長さ100p(10p単位で切売り)で380円でした。

B バルサのカットは、いかれ漫房の新兵器、プロクソンのミニサーキュラーソーテーブルを使用します。これまで同社のコッピングソーテーブルは持っていましたが、これは直線切りが苦手なので、ディオラマコーナー立ち上げを機会に、ベースの木製パネルを製作する目的で購入しました。

C 完成後は、壁に吊るせるようにしますので、奥行きは程々に、中身は出来るだけ軽量な素材を使用します。箱の内部はラッカーペイントの黒で塗装した、0.3oのプラ板を両面テープで貼り付け、ア・バオア・クーの内壁は、1ミリのプラ板で製作します。

D ガンダムのバックに配置される岩石部分は、発砲スチロールをそのまま使用します。それらしく凹凸をつけた後、ライターで表面をあぶっていきます。表面が一度とけ、硬化するので、ボロボロと崩れてくることや、発泡スチロールっぽさはなくなります。映像のイメージからすると少し平面的ですが、ケースの奥行きを考えれば、これぐらいが限界でした。
E 塗装はラッカー系の塗料を、エアブラシで吹き付けています。人工内壁部は黒立ち上げで、岩石部はグラデーション塗装で陰影をつけた後、エナメル塗料のフラットブラックで、ウォッシングを施しています。
F 完成です。過去にAFVのディオラマで、このような手法を用いた作品を見たことがありますが、これを何というか調べましたところ、シャドーボックス注1と言うそうです。

しかし、この呼び名ではディオラマ入りの箱というものをイメージしにくいので、
勝手に“情景小箱”と命名してみました。
このHP内のみの通り名ですので、「元々あるメジャーな手法に、勝手なネーミングつけてんじゃねえぞ!」とは言わずに、見逃して下さいまし。

この情景小箱、完成後に展示場所や保管場所を考えなくてすむ、お手軽さが気に入ったんで、遊べるヴィネットと共に、しばらく続けていこうかと思います。

注1:ディオラマを窓のついた箱におさめ、一方向からのみ見えるように作られた、いわゆる「のぞきカラクリ」で、現在のディオラマの原形となったもの。


HOBBY JAPAN別冊
スーパーモデリングマニュアル2・MAX渡辺のプラモ大好き!上級編
ホビージャパン  P147 L6参照
  
  


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