Zガンダムver1.0 ベース解説


作途中






Zガンダムver1.0ベース解説

 シチュエーションは本体製作で述べた通りですが、一度線路を使ったディオラマを製作してみたいと思いまして。



途中写真がないのですが、段取りは以下の通りです。
@ 8角の木製ベースに枠を作り、水性ニスで着色し、全体をマスキングテープでマスキングします。

A 枠の中に発泡スチロールを敷き詰め、全体のイメージを作ります。この時あわせて折れた杭や曲がった線路を作ります。杭、線路共に、Nゲージのストラクチャーを加工したものです。
B 今回は地面に石膏を使用します。まずは薄く石膏を流し込みます。

C 木杭と架線の電柱を配置し、さらにその部分に石膏を流し込みます。この時、木杭や電柱はすでに塗装済みですが、石膏が付いても水を含ませた筆でふいてやれば石膏はきれいに落ちます。
D 次に線路周辺に石膏を流し込みます。まずは指で地面全体の形状を整え、石膏が硬化しないうちに線路を押し付けます。この線路も塗装済みですが、先の木杭等と同様、石膏が付着した部分は、水を含ませた筆でふいてやります。線路はラッカー系塗料のマホガニーをエアブラシで吹いた後、電車の車輪が接触する部分を、シンナーを含ませた綿棒でなぞって金属部分を露出させています。

E 次にZの足型の部分です。ディオラマやヴィネットは、本体の足型が地面にがっちりフィットしないと、全くリアリティが出ませんので、このベースの一番のポイントになります。石膏を流し込み、硬化前にキットの足を押し付けますが、今回はキットの完成が先だったので、キットの両足をサランラップでくるんで、輪ゴムで止めて、上記の作業を行いました。石膏は硬化が早いですが、石膏の上にさらに石膏を流すと、流したそばから硬化する感じなんで、足型はキットを数秒乗っけてやるだけで簡単に付きます。
F ポイントになる個所には全て石膏を流し終えたんで、最後にゆるめの石膏を流し込み、全体に統一感がでるよう、指や筆でならしていきます。
G 地面全体に水で溶いたマットメディウム(アクリル絵の具の光沢を抑える画材、コラージュの接着剤としても使用できる)を塗りつけ、ミリオン(園芸用土)を茶漉しでふるいかけます。乾いたら定着してないミリオンを吹き飛ばします。
H 全体をまず同じ色で着色します。着色はラッカー系塗料でもポスターカラーでも絵の具でも、何でもいいと思います。今回はラッカー系のマホガニーをエアブラシで吹きましたが、もちろん筆塗りOKです。色ムラとか全然関係ありません。
I 線路脇の明るめの土はサンドブラウンです。地面の表面は乾燥しているので明るい色を、地面がえぐられた部分は水分が含まれているので暗めの色を使い、地面の質感に変化を持たせます。
J 線路の外側の芝生部分に水に溶いたマットメディウムを塗り、Nゲージの芝生用のパウダーを少し厚めに敷き詰めます。厚めに盛ったものをベースに定着させる時は、その上から、マットメディウム水溶液をスポイドでたらしてやります。今回は水溶液の濃度が濃すぎて芝がべったりとした感じで固着してしまいましたが・・・。乾燥したら、芝生を好みの色に彩色します。ラッカー系のグリーンをエアブラシで吹きました。リアリティを増す為に、えぐれた地面の部分にも芝生を練りこんでいます。
K 線路周辺にバラストを巻き、マットメディウム水溶液をスポイドでたらし、ベースに定着させます。
L 以上でベースの完成です。出来たベースにZ本体を乗せ、自分では「なかなか面白いぞ、いい感じ。」と思ったんですが、最初に見せた友達の感想は、開口一番「何でこの時代に電車が走ってんの?」でした・・・。




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