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「 脱 輪 」



○ 製   作 鈴木頭領

○ 製作期間 1ヵ月

○ 使用キット ジオン公国軍機動偵察セット

○ コメント

ホビージャパン誌主催の「オラワッパ大会」に参加しました。大会開催に気付くのが遅れ、制作期間が1ヵ月と短かったんで、ヘタな改造を加えるよりは、と、絵として分かりやすく、楽しい作品になるよう製作しました。場面は、ジオン公国軍の存在はそのまんまに、日常のある一コマを切り抜いた形にしています。

1/35のミリタリーフィギュアは大変リアルなので、戦闘や救出等、緊迫した場面は何だか怖いと思い、ほっこりした作品にしたいと考え、日本の田舎を思わせる風景にしました。軍という題材を扱ってはいますが、この作品から、田舎町のゆっくりとした時間の流れを感じ取っていただけたら嬉しいです。


◎設定

 とある地方の田舎道、ふいに目の前を横切る小さな影に、あわてて操作レバーを倒したが・・・。


 自力で車両を道に戻すことは出来そうになく、やむなく救助要請するも、待てど暮らせど応援は現れず。かといって状況説明を求め、また上官にどやされるのは勘弁だ。


 「歩いて帰って来いって言ったのは、本気だったのか?いや、軍の車両をこのまま放置しておく訳にもいかないし・・・。」


 衣服に付着した泥は乾いても、暑さか焦りか、全身から噴出す汗のせいで、顔の汚れは乾燥せず、真っ黒な顔の下級兵士は、時計と基地までのびる道を、交互に見比べることしかできないままに、ただ時間だけが過ぎてゆく。






 自分は、少々ドジなくらいが人間らしくて好きなんで、兵士にワッパで田んぼに突っ込んでもらいました。



 そしてワッパを脱輪させた犯人である一匹のキツネ。事故後、時間がたっても、なかなかその場を動こうとしない、マヌケな人間を笑いに戻ったか、はたまた途方に暮れる命の恩人の様子を、心配そうに見つめているのか。この作品を見る人に、いろいろ想像していただけたら嬉しいな、と思いながら作りました。



 U.C.H.Gシリーズは、今後も製作を続けていくつもりですが、ラルや08小隊、それ以降のシリーズも、どこかひょうきんで、微笑ましい作品にしていきたいと考えています。




「製作途中及び詳細はブログで」




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