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@ 仮組状態のキットを置いて、構図を決めます。 |
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A 木製パネルに油性ニスを塗布し、ベースの質感を高めます。 |
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B ベースの縁にマスキングを施します。キツイ曲線は、テープにたくさんの切り込みを入れると、上手くフィットします。 |
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C 今回は、地面を構成する素材に石膏を使用します。最初に決めた構図に従って、発泡スチロールを、貼り付けていきます。石膏は、薄く盛りつけると、少し触っただけで割れてしまいますので、発泡スチロールは、イメージよりも少し小さめに配置していきます。接着剤には木工用ボンドを使用します。画面の右側に設置した、背の高い部分には、補強のために真鍮線を通しています。 |
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D 地面の質感ですが、アニメのイメージとしては、ややなだらかな表面なのですが、MGのボックスアート(要するに箱の絵)では、かなりごつごつした感じに描かれています。ジャブローが鍾乳洞を利用したものであるなら、表面がなだらかでも有りですし、それを掘り進めた場所であるならば、ごつごつしていてもいいので、今回はボックスアート風の背景でいこうかと思います。地面に石膏を使用する場合、ポスターカラーを混ぜ込んで、あらかじめ着色をしておくというのが普通のようですが、ポスターカラーを混ぜると、石膏の硬化が遅くなるので、私はいつも着色は後で行います。ただしこの場合は、表面をこすると色ハゲします。ディオラマの場合は、完成後に触る事がありませんので、特に問題はありませんが、今回は、ベース上で本体を動かす目的がありますので、表面の保護は入念にします。岩のごつごつした感じを出したい部分には、一度丸めてしわをつけたアルミホイルに石膏を入れて、ベースに盛り付けます。 |
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E アルミホイルをはがした部分が、自然な感じになるよう、カッターやキリなどで整形します。ベースが白いままだと形状がよく分かりませんので、ポスターカラーで簡単に色づけしてみます。 |
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F アルミホイルにしわをつけ過ぎたか、整形のしすぎか、岩のでこぼこが細かすぎて、気に入りませんでした。・・・ので、もう一度表面に石膏を盛って、なだらかな地面に変更することにしました(この辺が素人のいいところです。)。ポスターカラーで全体を着色し、ラッカー系の缶スプレー(つや消しクリアー)でコートします。 |
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G 水脈の部分に透明シリコンを流し込みます。水なので単純にクリアーブルーを混ぜたら、かなりトロピカルな色になってしまいましたので、ベースから剥がし、やり直しです。 |
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H 透明シリコンにカラーを混ぜるのではなく、ベースに着色しておく方法をとることにしました。少し派手めですが、離れて見ても、その部分が水脈であることが分かるように、缶スプレーのメタリックブルーで着色します。 |
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I 土の質感を出す為に、ベース全体に木工用ボンドを塗り、茶こしを使って、“ミリオン”(園芸用土)をまぶします。今回は完成後にベースを触りますので、念のためにスプレーのりで、全体をコートします。ミリオンを、あらかじめ石膏に混ぜ込んでおくという方法もありますが、それは次の機会に。 |
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J また全体にポスターカラーで着色します。本来、つや消しコートの上にポスターカラーはのりませんが、全体にミリオンをまぶしたおかげで、塗装可能です。 |
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K 写真の塗料皿にある2色で、全体にドライブラシをかけ、さらにつや消しコートで表面を保護します。 |
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L 水脈の部分にGクリヤーボンドで波を作っていきます。透明シリコンの部分には、地面に着色した色が透過する程度に、エアブラシでコバルトブルーを吹いています。ガムテープの上にボンドを出し、爪楊枝でこね回すと徐々に泡立った感じで、硬化を始めます。それを、硬化前にそれらしく、塗り付けていきます。 |
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M ベースが完成しました。このベースで“素立ち”に加え、“ジムの腹突き”、“片腕で水脈前”、“膝つき”のメモリアルポーズを取らせることが出来ます。後は製作同時進行中の本体完成待ちです。 |